■韓国では、ゼラチン質というのか、この手の食感のものがけっこう好まれているようです。
「豚足(チョクパル)」もプリプリ系だろう。膝関節あたりまで使い、ボリュームも味付けも
日本の焼肉屋で出すトンソクとはかなり趣がちがいます
韓国では愛好者の幅がひろいようで、屋台だけでなく専門店もよく見かけます
プリプリ系は肉だけに限らない。海辺の市場へ行けば、剥いだ鮫の皮をザルに入れて売っていて
こちらはゆでて酢味噌で食べるのです。
韓国女性の肌が白磁のように美しいといわれる理由として
「料理に多用されるゴマ油」「キムチに含まれる乳酸菌」「野菜をよく食べるから」…
なんてことがよく言われていますが、これらは表向きの理由で、隠された真実として
動物性コラーゲンの摂取によるところが大きいんじゃないか、と私はにらんでいます。
■韓国料理の特徴のひとつは湯(タン)料理が多いことです。
たとえば「ソルロン湯」「コム湯」「カルビ湯」などは、いずれも牛の骨を主体に
長時間煮込んで作られます。骨や髄から溶けだしたエキスで白濁したスープは
コラーゲンそのものです。
「トガニ湯」という牛の足関節のスープなどは、さらに半透明の軟骨が
ゴロゴロ入っているのですから、これはもう「無敵の美容食」と言うしかありません。